クライストチャーチでの勤務開始!
こんにちは!
ニュージーランドに来て5ヶ月目のShotaです!
今回は、
・2店舗目となるHonda Store Christchurchでの勤務が始まり、そこで行った仕事内容
・クライストチャーチに引越してきて感じた事とプライベート
についてお伝えします。
| 今月から働かせていただいている Honda Store Christchurch |
はじめに今月の仕事内容です。
今月は、日本でいう12か月点検(オイル交換や車両の状態確認、交換部品の状態確認など)を主にして、時々タイヤ交換やエンジン交換などをしました。
そこで今回はエンジンの載せ替え作業についてお伝えします。
まずお客様から「最近エンジンの調子が悪い」と入庫してきた車の状態を確認するために診断機を車に繋いでどこが悪いのかを確認しました。すると4気筒エンジンのうちNo1,2,3シリンダが失火していると出ました。ですので一度スパークプラグの状態を見る為に取り出すと、すべてのスパークプラグがオイルで濡れていました。特に3番シリンダのスパークプラグの損傷はひどかったです。しかしスパークプラグにも交換時期があり、この車両は走行距離が長いのに一度も交換をしていませんでした。ですので最初はプラグに問題があるのか確かめるため、すべてのプラグを新品に交換してもう一度エンジンを掛けましたが、症状は直りませんでした。
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| エンジンから取り出したスパークプラグです。 左の写真:すべてのプラグの接地電極(先端)が白く変色していました。 先端が白くなる理由は後程ご説明します。 右の写真:一番状態が悪かった3番シリンダのスパークプラグです。 本来あるはずの接地電極がどこかへ行ってしまっていました。 |
先ほどの結果からスパークプラグだけの問題ではない事が分かったので、次にエンジンのコンプレッションが正常にあるかを確かめました。すると最初に診断機で異常と出たNo1,2,3シリンダの内No1,2シリンダと、唯一正常だったNo4シリンダには規定の圧力がありました。しかしNo3シリンダだけ他より圧力が低く、異常という結果になりました。
| 一番コンプレッションが無かった3番シリンダのテスト 最大でも5barまでしか針が振れていません。 |
そう決まると、エンジンを降ろす為の準備に移ります。
作業自体はエンジンに繋がっている配線や触媒、ドライブシャフトなどを外してから、エンジンを車体に固定しているボルトやナットを外すだけなのでとてもシンプルです。実際に作業してみて、手順通り確認を怠らずに進めていくと無事にエンジンを降ろす事が出来たのでとても楽しかったです。
そして降りたエンジンに繋がっているトランスミッションを取り外して、新しく載せるエンジンに取り付けます。あとはこの逆の手順で組付けをして完成です。
この作業は丸一日かかりましたが、自分の中では一日でエンジンを降ろして帰るまでに問題なくまたエンジンが掛けられる状態に出来たので、自信にも繋がりました。
そしてすべての作業が終わった後にこの壊れたエンジンの分解もさせて頂けました。
実は今回載せ替えたエンジンはオークランドに居た時に分解したエンジンと同じで、2回目の分解だったのでこのエンジンにも慣れて来て分解の流れが掴めて楽しかったです。さらに今回は分解した後に組み立てもしました。サービスマニュアルで規定トルクを調べながら、生きているエンジンのように丁寧に組み付けをしました。またこれまで学校で間違いの無いようにみんなで慎重にエンジンを組み立てていたからなのか、組み立てていく順序が分からないという場面が無かったので、学校での学びが活きていると実感できました。
ここで、スパークプラグの接地電極が白くなった理由です。
それはエンジンの温度が関係しています。プラグにはそれぞれのエンジンに適した熱価がある様に、エンジンに対してプラグの丁度よい放熱具合があります。そして今回のように接地電極が白くなったプラグの状態から、エンジンの熱を受けすぎたと考えられます。
”熱価” 排気ガスから受けた熱を逃がす度合い
このエンジンを分解して分かったのですが故障理由は、オークランドで分解したエンジンと同じで、オイルリングの固着です。
(オイルリングの役目については、二つ前のブログ「エンジン分解」で私なりの説明をしています)
実際に入庫してきてから初めてエンジンを始動する前に念のためエンジンオイル量を確認したらオイルレベルゲージにオイルが付かないほど減っていて、エンジンオイルを1.2L(規定量の1/3程)追加しました。それほどオイルを燃やしていたという事です。
壊れた経緯を簡単にまとめると、
①エンジンオイル交換をせずに走り続ける。
②オイルが汚れて、その汚れがオイルリングに溜まって固着する。
③オイルリングが仕事を果たせずシリンダの中にオイルが上がってオイルが燃やせれる。
④オイルが無駄に燃やされどんどん減っていく。
⑤オイルが無くなることで潤滑や冷却が十分に出来ず焼き付く。
今回はまだベアリングなどに焼き付いた跡はありませんでしたが、プラグの接地電極が白くなっていたので相当エンジンの温度が高く、焼き付く手前だったのかと思います。
今回は診断からエンジン載せ替え、エンジンの分解組み立てまで体験させて頂けたのでエンジンが壊れた理由や壊れるまでの流れ、診断の手順などを学べてとても楽しく作業が出来ました。
続いてクライストチャーチに引越して来て感じたことと、プライベートについてです。
私は今回北島のオークランドから南島にあるクライストチャーチという所に引越しました。クライストチャーチに来てまず感じたのは、オークランドに比べて自然が沢山あると思いました。またオークランドより人口が少ないせいか、街中に出掛けてもみんながのんびり生活している印象です。まだ来て3週間ですが、すでにクライストチャーチのことが好きになっています。そんなクライストチャーチでのホームステイでも毎日楽しく生活が出来ています。
休日にはホストファミリーが飼っている犬の散歩を一緒にしたり、ショッピングを一緒にして僕の欲しいお菓子を買ってもらったり、ラグビーゲームがある日の夜にはピザやフィッシュアンドチップスを食べながらテレビでAll Blacksの応援をしています。
またホストマザーにおすすめの場所を聞いたらリストにして渡してくれました。ですので南島での毎週末の観光も充実しています。下の写真は引越して来てから行った場所の一部です。
最後まで長いブログを読んで頂きありがとうございました。
次回も見に来ていただけると嬉しいです。
Shota.

