エンジンの分解
こんにちは!
ニュージーランドに来て3ヶ月目のShotaです!
今回は今月の仕事内容と、NZに来てから2か月が経ち少し慣れた私生活についてお伝えします。
今月は、
・12か月点検(TotalCare)
・認定中古車を販売する前の点検
・TowBarの取り付け(牽引フックのことをNZでは”TowBar”と呼んでいます)
・タイヤの組み換え, パンク修理
・アライメント調整
・壊れたエンジンの分解
などをしました。
この中から今回は、壊れたエンジンの分解についてお伝えします。
私が分解したエンジンは一つ前のFit(GK型)などに搭載された"1.5L i-vtec"というエンジンでした。エンジンは違いますが、これまでホンダ学園で何度もエンジンの分解組付けをしたことがあったのでニュージーランドでも困ることなく、一人でも分解が出来ました。また今回は、学校ではあまり使わない電動工具を借りて作業が出来たのでとても捗りました。
ナットが一瞬で緩んで作業が楽になる電動工具ですが、エンジン内部には常にテンションが掛かっている部品があり徐々にトルクを解除しないと壊れてしまう繊細な個所もあります。その為、電動工具を使う所と、ハンドツールを使う所を区別して作業を進めていきました。
| 分解前のエンジン |
こちらのエンジンが壊れた理由はエンジンオイルの交換を全くしなかったことによる、オイルリングの固着です。
はじめに、簡単なエンジン内部の説明です。
車などのエンジンにはシリンダー内の圧力を外に逃がさない為の”コンプレッションリング”が2本、シリンダー壁に付いた余分なオイルを搔き落とす為の”オイルリング”が1本、計3本のリングがピストンにはあります。*今回壊れた原因となったのがオイルリングです。
また、エンジンの中を循環しているオイルには5つの役割があり、その中のひとつに”洗浄”という役割があります。これは内部の汚れをエンジンオイルできれいにするという事なので、オイルはいずれ汚くなり、交換する必要があります。ホンダでは、ターボ車なら10,000km、非ターボ車は15,000km、もしくは前回交換から1年のどちらか早い方に一度のエンジンオイル交換が推奨されています。
エンジンオイルはエンジンを動かす上でとても重要なのですが、今回のように交換を怠ると最悪の場合壊れてしまいます。
分解後のエンジン①
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このエンジンオイルは汚れが溜まっている状態でも走り続けた結果、オイルリングにその汚れが溜りオイルリングが役目を果たせなくなりました。するとオイルリングで搔き落とされるはずの余分なオイルが落とされず、ピストンの上に上がってしまいました。そしてそのオイルが燃やされ、さらにカーボンが固着し、エンジンが壊れてしまいました。
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| エンジンから取り出した実際のピストン ①→コンプレッションリング ②→オイルリング |
燃えたオイルがススとなり固着して、ピストンが真っ黒になっています。非常に汚いです。
今回の事例はオイル交換を定期的にしていれば防げた事なので、たかがオイル交換と思わず定期的な交換を大切にして、お勧めしていきたいです。
また、作業をしている時に近くで見守って頂いている方からバラバラになった部品のそれぞれの部品名称や働き、どうやって作動しているのか沢山聞かれましたが、学校の授業の雰囲気を思い出して、とても楽しく作業が出来ました。しかし、英語での説明がうまく出来なかったので、まだまだ勉強が必要だと痛感しました。
続いて私生活についてです。
ニュージーランドに来て2か月、仕事が始まって1か月が経ち、生活リズムが定まってきました。NZも土日休みなのですが、休みのうち一日はどこかに出かけるようにしています。会社の色々な方からおすすめの場所をたくさん聞いてマップに保存をして、「今日は北の方に行こう」や「先週は山に行ったから今日は海に行こう」などダーツの旅のようなことをして毎週楽しんでいます。
また、NZの方は日本に比べて休日を大切にしていると感じます。金曜日の定時が近づいてくるとお互いに週末の予定を聞き合ったり、月曜日には週末したことを話して盛り上がっています。僕が留学生だから皆さんが気を使って話を振ってくれているのではなく、みんなが当たり前に毎週話しているので素敵な習慣だなと思っています。そしてその会話の中で私が行ってきた場所の話をすると、とても楽しそうに僕の話を聞いてくれるので毎回幸せな時間を過ごせています。
下に載せた写真は会社の方から教えてもらい、週末に行ってみた場所の一部です。
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| ”Kitekite Falls” |
| Kitekite Fallsに行くまでの道です。 道が作られていて安心していたら突然普通の山道になり、片道30分程の登山をました。 動きやすい服装で行くといいと言われた理由が分かりました。 この日は曇りだったこともあり、ダウンを着て行ったら汗が止まりませんでした。 |

